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平成23年度





戸村 達彦 (愛知産業大学 造形学研究所)


研究テーマ

『名古屋市中心市街地における低未利用地の利用促進に関する研究』


  現在、「名古屋市中心市街地活性化基本計画」では、名駅地区、栄地区の「2核」を繋ぐ、歩いて楽しめるまち」が基本的な方針とされている。しかしながら、2核に挟まれた錦二丁目地区等、周辺地域には数多くの低未利用地(空ビル、空地、駐車上等)が存在し、街並みを分断している。低未利用地は権利者が立地、既存建物、権利者個別の事情等、多数の条件を勘案し、総合的に判断した結果、消極的な理由により「仕方なく」発生していると考えられるが、定期借地権、有期限住宅、リノベーション技術等を活用し、「より優れた建築・不動産企画」を提案することにより、現在の膠着した状況を打開することができないだろうか。

 本研究では、名古屋市中心市街利に存在する、個人・法人を含む民間所有の低未利用地の実態と権利者の意向調査、及び調査に基づく企画案の作成と、権利者、専門家への提案を行う。これら一連の調査・提案・検証から、低未利用地の活用促進する可能性と課題を明らかにすることを目的とする。

 


          

 




市民研究

研究テーマ

『水運物流の視点からまちの歴史を明るみにする-四間道・堀川に焦点をあてて-』

 

 四間道、堀川は名古屋城及び城下町に諸物資を運ぶための物流の拠点、経路であった、その後、水運は廃れ、四間道周辺には物揚げ場跡や土蔵が使われないまま残り続けている。名古屋市では「歴史まちづくり」施策の下で、この種の歴史的資源が再認識されようとしているが、当時の利用のあり方、価値なども広く利用されなければ、昔を懐かしむだけのものとなり、損傷・劣化や権利移転などをきっかけに解体あるいは改変されるかもしれない。

 

 そこで水運による物流が行われてきた数百年の四間道、堀川に関して残存する限られた資料をもとに、建造物だけに目を向けるのではなく、それらがどのように利用されていたかを明らかにしたい。

 

 一方、どのようにすればより多くの人が歴史資産の価値を認めるようになるかを考え、上記調査の成果を活かした教材的な資料の製作、活用を試したい。      

 


    

                左から  山田邦生、柳田哲雄、川原茂樹